2021年8月5日木曜日

「生理の貧困」で考える、声を上げる意味と多様な意思決定の大事さ

 

「生理の貧困」で考える、声を上げる意味と多様な意思決定の大事さ

「生理の貧困」で考える、声を上げる意味と多様な意思決定の大事さ

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生理用品を買うお金がない。「生理の貧困」が、格差の広がる先進国で問題になっています。欧米では、生理用品にかかる消費税(VAT)や売上税を「タンポン税」と呼び、その廃止運動が広がっています。

タンポン税は、英国では2021年に廃止されました。(https://www.telegraph.co.uk/news/2021/01/01/tampon-tax-abolished-brexit-allows-treasury-scrap-vat-sanitary/)また2020年からは、小中高等学校で生理用品が無料提供されています。米国では23州ですでに非課税になっていて、残る27州でも廃止運動が行われています。(https://www.periodequity.org/)

フランスでは2016年に、生理用品の売上税が20%から5.5%に引き下げられました。日本では消費税の対象です。

「生理用品を買うのに苦労した」5人に1人

日本は、相対的貧困率が15.4%(厚労省「国民生活基礎調査」2018年)とされています。OECD経済審査報告書(2017年)でも、日本の相対的貧困率はG7で2位位という結果でした。格差は深刻です。

生理について啓発活動をする任意団体「#みんなの生理」の調査では、過去1年に生理があった高校生以上の生徒・学生5人に1人が「生理用品を買うのに苦労した」と回答しています。

生理は1回あたり3~7日間で、それが13歳?51歳ごろまで続くと言われています。つまり、仮に38年間・月1回ペースで生理(5日間)があったと計算すると、生理の期間は生涯で2280日間(6.2年間)にも及びます。

生理用品にかかる費用も多額になります。生理用ナプキンは、多い日用、少ない日用、夜用など色々な種類があり、生理用ショーツ、場合によってはタンポンなども必要です。痛みがひどい場合は痛み止めの薬やピルを処方してもらう診療費などもかかります。

変わってきた空気感

こういった生理にまつわる知識を、意外と周りの男性は知らないようでした。そういえば、保健の授業を男女別々に受けていた記憶があります。男性は正確な情報を学ぶ機会が少ないのかもしれません。

ただ、時代は変わってきました。以前は、生理については、何となく対外的に言うには恥ずかしい、話題にすべきではないという空気が感じられました。しかし今は、政府や自治体が言及したり、普通にメディアで取り上げられるようになりました。良い変化を感じます。

こうした問題に気づいた1人1人が、小さくてもできることをすれば、あたたかい輪が広がっていく。救われる人、喜ぶ人が増える。そして、時には世論が動いていくこともある、そんな希望を感じました。私も刺激を受け、生理用品を寄贈させていただきました。

問題は「生理の貧困」だけではありません。性教育も国際水準からすると、遅れています。今回のような話題をきっかけに「生理と命の誕生の仕組みとは?」「相手の心身を尊重するとはどういうことか?」といった点について、正しい知識が広まって、改善が進むといいですね。

政財界をリードする女性が増え、意思決定が多様になって、困っている人たちが声を上げやすい環境が整い、性をめぐる議論も深まっていくことを期待しています。

【筆者プロフィール】
谷平 優美
時短ママ戦略活用アドバイザー/株式会社ルバート代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、総合人材サービス会社で新規事業立上げ・執行役員を経て、 株式会社リクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。WEB企画・マーケティング、法人営業を経て退職。出産前後には専業主婦やフリーランスも経験。サロン講師、就職講座講師やキャリアカウンセリングをしながら、無理ない子育て中の働き方を模索するも待機児童となり認証保育園を利用しながら活動。転職支援・キャリア教育に関わった経験と、出産後に感じた様々な社会への違和感に何か発信をしたいと2012年にママハピを創業。2018年、社名変更後は時短ママのジョブシェア体制で事業運営。J-WAVEやフジテレビライブニュースα、東洋経済、NewsPicksなどメディア実績多数。2児の母。

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2021年8月4日水曜日

人命軽んじる五輪開催に私は怒る 貧困の現場からの訴え 有料会員記事新型コロナウイルス

 

人命軽んじる五輪開催に私は怒る 貧困の現場からの訴え

有料会員記事新型コロナウイルス

文・林るみ 写真・相場郁朗
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 いま爆発的に増えているのはコロナ感染者だけではない。貧困もかつてない速さと広がりで拡大している――。長年、生活困窮者支援の活動に取り組んできた一般社団法人「つくろい東京ファンド」代表理事の稲葉剛さん(52)はそう言います。貧困支援の現場の最前線はどんな状況か、そこから見えるものは何かについて聞きました。

写真・図版
東京・新宿駅西口の地下道。ここで多くの路上生活者の死に出会ったことが活動の原点だ。そして、「つくろい」設立のきっかけは東京五輪の開催決定。過去、五輪の開催都市では路上生活者が排除されてきたが、それを許さない決意だった=東京都新宿区、相場郁朗撮影

 ――東京五輪が後半にさしかかるなか、東京のコロナ感染拡大に歯止めがかかりません。

 東京五輪の開催が引き金となって人の流れが増え、感染が拡大するのは予想されたことであり、私は昨年から「五輪どころではない」「五輪中止」と言い続けてきました。いま、国力のすべてを、感染対策と貧困対策に注力しないと大変なことになる、と。

 私が一番恐れているのは、感染が拡大することでコロナの終息が遅れ、雇用の回復が遅れると、貧困がさらに拡大することです。五輪の開催が強行されたことによって、感染による死者だけでなく、貧困によって死に追い込まれる人が増える。人命が軽んじられている政治に怒りをおぼえます。

自殺はどこまで増えるのか

 ――コロナの感染はおさまっても、貧困によって命を失うと。

 リーマン・ショックの時もそ…

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2021年8月3日火曜日

豪公衆電話、通話無料に 貧困、DV対策に活用 2021年8月3日 16時43分 (共同通信)

 

豪公衆電話、通話無料に 貧困、DV対策に活用

2021年8月3日 16時43分 (共同通信)
 オーストラリア・シドニー中心部にある公衆電話=3日(共同)

 オーストラリア・シドニー中心部にある公衆電話=3日(共同)

 【シドニー共同】オーストラリアの通信最大手テルストラは3日、国内に約1万5千台ある全ての公衆電話の国内通話を無料にしたと発表した。地元メディアによると500万豪ドル(約4億円)以上の減収となるが、貧困層やドメスティックバイオレンス(DV)被害者が社会的に孤立しないよう通信手段を提供するとしている。
 最大6時間通話できる。携帯電話番号への通話やショートメッセージ送信も無料となった。
 テルストラによると、昨年の公衆電話の利用は計1100万回。このうち23万回以上が警察や救急、消防への通報、生活支援の要請といった重要な発信だったという。

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現代の貧困 「生理の貧困」広がる支援の一方、言葉に違和感も…子育て世代に寄り添う女性の活動 見えたのは性と生理への“理解”の貧困【愛媛発】

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コロナ禍の中で、女性の生理用品をめぐって「生理の貧困」という言葉が注目されている。愛媛県内でも自治体などが支援に乗り出す一方で、新しい動きも始まっている。

コロナ禍で注目を集めた「生理の貧困」
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高校の保健室で生徒に配布 悩み相談も

生理の貧困。コロナ禍で生活に不安を抱える女性に対して、自治体などが生理用品を支援する動きが、全国各地で広がっている。

松山北高校の保健室。

松山北高校・内田恵美 養護教諭:
こちらに10箱あります。約7000枚くらいになると思います

保健室にあったのは…

段ボール箱に入っていたのは生理用のナプキン。企業からの寄付を受けて、6月から県内の小中学校や高校でも無償で配布されている。

松山北高校では全ての女子生徒に配布し、残ったものは保健室に保管して、必要に応じて個別に渡している。

松山北高校・内田恵美 養護教諭:
生徒さんが取りにきた際には、ついたての向こうでプライバシーを守って渡したいと思います

松山北高校の取り組み

松山北高・友澤義弘 校長:
まずは全員に配布させていただいて。残りを本当に困っている子どもたちが、メッセージカードなどを参考にしながら、心の悩みであるとか、女子生徒の体のいろんな相談について、気軽に訪ねて来てもらえるような雰囲気も出して、今回の取り組みを効果があるものにしたい

生理は体の状態を教えてくれる大事なシグナル

松山市でベビーマッサージや保育など、子育て世代の女性のサポート事業を行っている川﨑暁子さんさん。

この日は、生理や産後の体のケアなどについて、子育て中の母親の相談に乗っていた。

子育てママの生理や産後をサポート

子育て中の女性:
おりものが出るとすごく痛い、卵巣が痛い

川﨑暁子さん:
そのおりものの形状とかってありますか?

子育て中の女性:
透明だと痛いことが多いです。病院にも行こうかなと思うんですけど、時間に追われて…自分のことやけん、ええかなと思っちゃう部分はある。子どもや仕事を優先して…

川﨑暁子さん:
出産されてるから経験あると思うけど、ホルモンバランスが変わると(体も)すごく変わるやないですか。それで更年期とか、いろんな不調が出てくるよっていうのが50歳くらい。結局、自分の体が思い通りにならなかったら、多分すごいしんどいと思うんですよ

月経・妊娠・出産・育児・閉経と、年齢や状況によって体と心が大きく変化する女性にとって、生理は自分の体の状態を教えてくれる大事なシグナルだという。

月経・妊娠・出産・育児・閉経により女性の体と心には変化がある

川﨑暁子さん:
「経血を見る」ということが、すごく大切だなと思っています。血液の状態が黒いのか、赤いのか、粘り気があるのかないのか。(生理は)そういう体の状態がやっぱり見えるので、自分の体を知るっていう点では、すごくいいのかなと思っていますね

2021年8月1日日曜日

「生理の貧困」ナプキンは保健室渡し?トイレ配備? 京都の学校の実態は

 

「生理の貧困」ナプキンは保健室渡し?トイレ配備? 京都の学校の実態は

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 新型コロナウイルスの感染拡大により浮き彫りになった「生理の貧困」。何らかの理由で生理用品の入手が難しいという問題は、子どもたちの学校生活にも影を落としている。

 「生理の貧困」が叫ばれるようになって以降、関東などの一部自治体でナプキンを学校のトイレに置く取り組みが始まった。これまでは保健室で渡していたが、生理であることを申告しなければならない児童生徒の羞恥心に配慮したという。一方、京都新聞社が7月下旬に実施した京都府内全自治体への調査では、

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