news.yahoo.co.jp 生理から見えてきた社会の貧困 11日は国際ガールズ・デー(西日本新聞) - Yahoo!ニュース 2-3 minutes
生理から見えてきた社会の貧困 11日は国際ガールズ・デー(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
11日は国連が定めた「国際ガールズ・デー」。経済的に困窮したり、教育を受ける機会を奪われたりしている世界中の若い女性の権利向上を訴える日だ。日本でも新型コロナウイルス禍で女性の貧困や孤立が深刻化した。そんな中、自分たちの世代が抱える問題に向き合い、社会を変えようと行動を起こす若い女性たちが、九州にもいる。 【写真】男女格差の解消を目指す立命館アジア太平洋大(APU)のサークル「イコール」のメンバーたち ◆生理用品の値段を意識したこともなかった 筑紫女学園大4年の帆足早代さん(22)は、福岡市・天神の警固公園で同世代の女性に声を掛け、生理用品を手渡す活動をしている。経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」を解決し、女性を取り巻く環境を一緒に変えたいとの思いも込める。 自身は実家暮らしで生理用品の値段を意識したこともなかった。昨年、大学の准教授に誘われて活動を始め、生理用品がなくて外出もままならず、社会参加の機会を奪われかねない現実を知った。 国際非政府組織(NGO)「プラン・インターナショナル」が3月、国内の15~24歳の女性2千人に行った調査によると、「生理用品の購入・入手をためらったり、購入できなかったりした」人は35%。コロナ禍が問題をあぶり出した。 「各地で声が上がったことで社会問題だと認識した人が大勢いる。少しずつ空気も変わってきた」と帆足さん。九州でも支援に乗り出す自治体が増え、社会を変える手応えを感じた。 活動は、筑紫女学園大などが取り組む10~20代の女性支援の一環。生理用品だけでなく、暴力や経済的困窮などの相談先を載せたカードも渡す。塾が終わってもなかなか帰らない中学生、話し掛けられるのを待っているように見える高校生…。世間話をする程度だが、女の子たちの少し寂しげな表情が気になる。 来春、社会人になる帆足さんも将来には不安がある。子育て中の女性の会員制交流サイト(SNS)を見れば仕事との両立の難しさが伝わり、女性管理職の少なさには落胆する。「次の世代に安心して夢を描ける社会を引き継ぎたい」。これからも自分にできることを続けていく。 ◆「らしさに縛られない」4ヵ国の学生で 大分県別府市の立命館アジア太平洋大(APU)には、4カ国の学生たちが性別格差の解消を目指すサークル「Equal(イコール)」がある。代表の3年林花歩さん(20)は「女らしさ、男らしさに縛られない社会に、私たちが変えていきたい」と意気込む。 「世界中の女の子を取り巻く問題について、考える機会にしませんか」。林さんらは5日、インスタグラムに、国際ガールズ・デーの意義を日本語と英語で投稿。日本とケニアの「生理の貧困」についても等身大の言葉で発信した。 イコールは2019年に発足。メンバー20~30人のうち半数が留学生。会員制交流サイト(SNS)やイベントで、各国の男女平等の取り組みを紹介し、性暴力や性的少数者(LGBTQ)などをテーマに問題提起している。 「日本は遅れているんだよ」。林さんは1年の時、先輩に言われ、思い当たることが次々に浮かんだ。「なんで日本の政治家はおじさんばかり?」「親から『女の子なんだから短大でいい』と言われた友達がいたな」。男女平等に当事者意識が芽生えた。 メンバーと多様な視点で話し合うことで、日本の課題も見えてきた。ベトナム人学生は「企業に女性リーダーが増えて働き方が多様になれば、外国人材も働きやすい」、帰国子女の学生は「生理をタブー視しない米国に比べ、日本では話しにくいし、生理用品を買いづらい」などと訴える。 林さんは言う。「問題意識を持った子が増えれば、社会を変えていける。今後はより若い世代と交流するイベントを企画して、お互いを刺激し合えたらいいな」 (斉藤幸奈、平峰麻由)
西日本新聞
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