習氏の「共同富裕」は貧困への道? 文革再来に懸念

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習氏の「共同富裕」は貧困への道? 文革再来に懸念

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2日、北京で開幕した「中国国際サービス貿易交易会」でビデオ演説する習近平国家主席(新華社=共同)
2日、北京で開幕した「中国国際サービス貿易交易会」でビデオ演説する習近平国家主席(新華社=共同)

中国の習近平国家主席がかつて毛沢東が提唱した「共同富裕」というスローガンを掲げ、貧富の格差を解消して社会全体を豊かにするために大企業に寄付などを要求している。一部に集中する富の再分配が目的で、大企業は競うように資金提供を表明。習氏が異例の長期政権を目指す中、かつて中国を大混乱に陥れた文化大革命(文革)のような激しい政治運動が再来するという懸念も広がってきた。(北京 三塚聖平)

習氏は、8月17日に開かれた経済問題に関する共産党の会議で「共同富裕は社会主義の本質的な要求だ」と宣言。会議では「高過ぎる収入の合理的な調節」や「高所得層と企業の社会への還元」を求めた。

企業は敏感に反応した。中国インターネット通販最大手のアリババ集団は今月3日、共同富裕の促進事業として2025年までに1千億元(約1兆7千億円)を拠出すると発表。IT大手の騰訊控股(テンセント)や、ネット通販大手の拼多多(ピンドゥオドゥオ)なども習氏の方針への追随を表明した。習政権はアリババなどIT大手への統制を強化しており、積極姿勢を見せて圧力を緩める思惑がささやかれた。

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