生き方 問い直す映画祭 貧困、ジェンダー…課題に迫る5作品:北陸中日新聞Web
生き方 問い直す映画祭 貧困、ジェンダー…課題に迫る5作品:北陸中日新聞Web
金沢、野々市で4日開幕
国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)への理解を広げる作品を集めた「未来つなぐ映画祭」が九月四日、金沢、野々市両市で始まる。ジェンダーや貧困などの課題に迫る海外のドキュメンタリー映画がそろい、人ごとではないと鋭く問題提起する。日常の何げない選択を見直す機会になりそうだ。十月一日まで。 (高橋雪花)
上映するのは、安価な衣料品を大量生産、販売するファストファッション業界の裏側を暴く話題作「ザ・トゥルー・コスト」をはじめ、矛盾をはらむ途上国援助の実態から支援のあり方を考えさせる作品、同性婚を巡る米国の裁判を描いた作品など五本。フェアトレード品を販売する野々市市本町の店「NOPPOKUN(のっぽくん)」と金沢市香林坊の映画館「シネモンド」、金沢港クルーズターミナルの三カ所で開催する。会場によって作品や期間は異なる。
主催するのは、のっぽくんのスタッフや客でつくる実行委。店は買いたたかれがちな途上国の製品を適正価格で取引するフェアトレードで仕入れた服など、SDGsに通じる商品を扱う。
「洋服を着ている人は全員見てほしい」とザ・トゥルー・コストを薦めるのは、同店スタッフで実行委の矢野由子(ゆいこ)さん(24)。「自分が着ている物は誰が、何で作っているかを知った上で選んでほしい」と語る。
社会的な課題が身近に感じられるよう、どこで何を上映するかも考慮した。ザ・トゥルー・コストの上映会場のシネモンドがある香林坊は、流行の服飾品がそろう繁華街。海洋プラスチック問題を扱う映画は金沢港で見てもらう。
「どの映画も自分の行動の先にある現実を見せ、痛いところを突いてくる」と矢野さん。のっぽくん取締役で実行委の小浦むつみさん(52)は「どの分野にも、未来をつくるべく行動している人がいるのだという希望を感じてもらえたら」と話している。
参加費は会場で異なり、五百〜千八百円。シネモンドは当日券のみ。他の会場はウェブで申し込む。詳細は映画祭の会員制交流サイト(SNS)「フェイスブック」のページ=QRコード=で確認できる。

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