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自己否定感が募る「心の貧困」。自分も他人も大切にできない子どもを救うため大人ができること(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

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日雇い労働者が暮らす簡易宿泊所の近くにタワーマンションが建ち、高級住宅地と呼ばれる地域に公営住宅団地がある。日本の都会でよく見る光景だ。 【画像】社会問題をテーマとした作品を手掛ける作家・石井光太さん 一般的に海外では貧富の差や階級、人種等の違いによって住む場所がはっきり分かれることが多い。一方、日本ではいくつかの地区を除き、混在することがほとんどだ。 公立学校に行けば、経済的に裕福な家庭の子も、貧困家庭の子も皆、机を並べて授業を受ける。世の中の多様さを知ることができる利点もあるだろう。 しかし貧困にある子どもたちにとっては、もとより家庭環境の違う子どもたちと競わされたり、格差を見せつけられたりすることで劣等感を持ちやすい。周囲と比較することで心が荒み、自己否定感を抱く「心の貧困」と呼ばれる状態に陥ることもある。 『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』(文藝春秋)の著者である作家の石井光太さんは、これまで「心の貧困」に陥った子どもたちの取材を重ねてきた。 「『心の貧困』の状態がさらに進行すると『心のガン』となり、すべてに投げやりになって人生を破壊してしまう」と石井さんは言う。どうすれば「心の貧困」から子どもたちを守れるのか?詳しく話を聞いた。

自己否定感を募らせる「心の貧困」

心が満たされず、自己否定感を募らせる「心の貧困」は、その子がおかれる生活環境が原因となることが多い。学校では、住む家や持ち物、塾や習い事に通えるかどうかなど、比較するたびに劣等感が膨らんでいく。家に帰っても、そこが必ずしも安心・安全な場所でない場合もある。 石井さんは、過去に出会った子どもたちの話から「そもそも心の貧困の状態にある子どもたちは、経済的に貧しいだけでなく親から虐待を受けるなど厳しい環境にあることが多い」と語る。 経済的な貧困を抱えていなくても家庭環境により「心の貧困」に至るケースもある。幼少期からの度重なる虐待で脳の発達に影響したり、愛着障害の問題を抱えることで悪循環に陥ることも多い。 「子ども自身がもともと精神障害や知的障害を抱えている場合もあり、他人と人間関係を築くのが得意ではなく友達がいないこともあります。そうすると、いじめられても友達に助けてもらったり頼ったりすることができず、学校に行かなくなってしまうことがある。そうしたら地域からも白い目を向けられたり、さらに家では親からも『なんで学校に行かないんだ?』『お前はどうしようもない』と放っておかれたりする」 問題が次々と重なることで「心の貧困」が悪化し、やがて強い自己否定感が心を蝕む「心のガン」へと進行してしまうこともある。 「学校や地域の共同体からドロップアウトすることで、『悪い人たち』に絡めとられてしまい、非行や売春に手を出して大きなトラウマを背負っていくこともあります。そうすると生きづらさの核みたいなものを抱え込んでしまって、なかなか立ち直れなくなってしまうというのが現状なんですね」

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