ペルー大統領選 コロナ禍、左派に追い風 中南米で伯仲 「貧困層重視」実る

 

ペルー大統領選 コロナ禍、左派に追い風 中南米で伯仲 「貧困層重視」実る

 ペルー大統領選で急進左派の小学校教師、ペドロ・カスティジョ氏(51)の勝利が確定し、5年ぶりに左派政権が復活する。中南米の左右陣営が競い合う「国取り合戦」は、新型コロナウイルス流行で貧富の格差が広がる中、貧困層への政策を重んじる左派に追い風が吹いている。

 1999年にベネズエラの左派、チャベス大統領が就任したのを皮切りに、2000年代に左派政権が中南米を席巻。経済界寄りの右派政権下、新自由主義的な経済政策への不満が広がり、貧困対策を重視する左派政権が支持されたと指摘される。世界有数の原油埋蔵量を誇るベネズエラでチャベス氏が石油産業への国家管理を強め、左派政権に石油を提供して側面支援した。だが、13年のチャベス氏の死後、後継のマドゥロ大統領は独裁色を強めた。石油生産は落ち込み、経済危機が深刻化した。

 同じように地域大国のアルゼンチンとブラジルでも、左派政権下で資源価格下落や貧困層向けの支出拡大を背景に経済が低迷した。15、16年にそれぞれ12、13年ぶりに中道右派に政権を譲り、左派の衰退が目立つようになった。

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